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キャラがかわいいだけでは4コマ漫画はつまらない~あずまんが大王~

4コマ漫画は起承転結

 

これが4コマ漫画の定説であります。物事が起こり、それを受け継ぎ、大きく変わり、その結果どうこう、という一連の流れの中で読者を笑いへといざなうのが正しい4コマ漫画の在り方かなぁと思うのです。

 

しかし、最近の4コマ漫画は数こそあれど本当に面白いと思えるものは減ってきているのではないでしょうか?

確かに現代人の時間が無くなっているからか4コマ漫画の数も増えたし、スマホでサクッと読める4コマ漫画的表現も増え、そういう意味では方法論は進化しているといってもいいけれど、ただ純粋に笑えるという作品は少なくなったと考えています。

 

可愛いキャラクターを起用することで人気の作品も多々ありますし、自分も絵がきれいな4コマ漫画は好きなのですが、単行本を買っても誰でも笑える作品は数えるほどで、キャラクターに頼りすぎてネタがおろそかになっているものが多いかなと思います。

 

そこでやっとタイトルに戻るのですが、自分がキャラクターが可愛くてネタもしっかりしている4コマ漫画として薦めるならあずまんが大王の一択になります

 

 

あずまんが大王 全3巻 完結セット (少年サンデーコミックススペシャル)

あずまんが大王 全3巻 完結セット (少年サンデーコミックススペシャル)

 

 

 

この漫画は高校生たちの日常を描いた作品なのですが、キャラが立っているし、ネタもきちんと練られており、単純な4コマ漫画として十分に子供から大人まで楽しめます。おそらくコロコロに掲載されようが、ジャンプに掲載されようが、週刊誌に連載されようが、ゲーム雑誌に連載されようが、どこにおいても一定の評価を受け得る漫画だと思います。

絵柄が4コマにふさわしくきらびやかで細かく描かれすぎないところもいいです。作りこみすぎるとごちゃごちゃしてネタに集中しづらくなりますし。シンプルさこそが4コマの機能美だと思うのです。

 

あずまんが大王は全4巻で高校の三年間を描きます。入学から出会い、体育祭、文化祭、夏休み、受験、卒業まで、全編お笑いの要素がありながらも、

「あぁ、こんなことあったな私にも」

「こんなことしてみたかったなぁ」

というような懐かしさもあったり、なかなかに奥深い作品なのです。

サクッと読んで、笑い、青春時代に思いをはせ、本棚にしまっておき、また改めて手に取ってみる、という楽しみがこの漫画には似合います。ずっと手元に置いておいてもいつまでも新鮮に読めると思います。

 

ちなみに300万部以上売れている4コマ漫画でもありますから、今更自分ごときがいう必要もないので、皆さま安心して読んでみてください。

 

初期のものと新装版では絵柄が異なりますが、自分的には初期のもの(全4巻)の絵柄のほうが好きです。